これを観ずに死ねるか！（映画）


映　画
コメディ、サスペンス、ラブロマンス、ヒューマンタッチ……本と同じ分類ができるが、もちろん、映画ならでは良さもある。さー、暗幕の中に入るか、それとも自宅の簡易シアターで観るか？たとえば「誰も知らない」これほど、映画の中で子どもたちが自由に、リアルに育っていく映画は無い。空前絶後の子ども映画の最高峰。僕はこの子どもたちの視線に耐えられなかった。そして、これが事実を元に製作されていることは、また悲しさが増す。そして「炎のランナーChariots of Fire」人生を背負いながらも、走ることに喜びを感じるランナーたちの青春ドラマ。これまた実話をもとに作成されている。音楽もクール！あるいは「ロッキー〈特別編〉ROCKY S.E.」シルベスタ・スタローンのデビュー作。映画の主人公そのままのシルベスタ・スタローンの人生を変えてしまった映画。シリーズ化されたが、最初のロッキーしか、僕は認めない。こうして、僕は４５歳までに、いろんな映画を観て、そしてそれに勇気づけられて、これまでやってきた。

人間を考える
世界のキタノ
	『 HANA-BI 』第54回ベネチア国際映画祭金獅子賞受賞作品！【監督】北野　武【キャスト】ビートたけし、岸本加世子等北野ブルーが冴え渡る映画。セリフが少ない分、画像が僕たちに語りかけてくる。「あなたは残された時間を、どう使いますか？」人間の致死率は100％。間違いなく、僕らの残された時間は限定されている。この映画の中の人に限らずね。常識的な世間一般で言うところの、「成功した人生」であるために自分を殺し続けるか？　それとも自分と自分が愛する人たちのために生きるか？主人公の元刑事と僕らは、何の隔たりも無く、同じ人間として生きていることに気付き、愕然とする映画。岸本加世子の最後のセリフが、全てを救ってくれる。これを観ずして、死ねるか！